平泳ぎのコスパ

休日、土日のどちらかの朝に必ず近所の屋内プールで1時間泳ぐ習慣をつけている。

大方の目的としてはダイエットで、次点で習っている古式泳法の練習という意味もある。

古式泳法、つまり日本泳法とはざっくり言うと武士が戦において川を渡ったり水中で戦う為に培われた技法で、鎧などの重量のある荷物を身に着けた状態で泳ぐわけだから、まず「浮く」ことに重点がある。

 

僕は熱心に学んでいるわけではないので常に水面に顔を上げての平泳ぎ程度しかまだ出来ないし、大した速さを出せるわけでもないが、ダイエットの視点で見た場合平泳ぎの消費カロリーはかなり高い。

アプリ「あすけん」で水泳の消費カロリーを調べてみると、10分あたりの消費カロリーで最上位がバタフライの221kcalで、その次に平泳ぎの165kcalが来る。激しい動きがイメージにあるクロールは意外にも133kcalだ。

しかし確かに平泳ぎは実際やってみると全身を余すことなく使っている実感がある。1時間ぐらい泳いだ後に陸に上がると、体の中に重りを入れたような疲労を感じる。

 

何より、平泳ぎは飽きないのがよい。
例えばジョギングなどは動作が普段行っている歩行の延長線にある動きなので全く面白みがない。これは飽き性な自分にとっては辛い。

逆に水泳は普段やらない身体の使い方に溢れているので、気づきや発見を見出しやすい。水中という卑近な非日常的空間が時間を忘れさせてくれる。

 

欠点は、まずプールにわざわざ足を運ばなければいけないのと、いちいち使用料がかかる所。

あと致命的なのが、動作の修正を第三者にチェックしてもらわないとどう足掻いても上達しない。独学だといくらやっても無限に下手になる。